市場を快走 新型「セレナ」

自動運転「レベル2」の技術を世界で初めて普及価格帯のミニバンに投入。知能化技術を広める狙いが的中した快挙。

2017年4月号 INFORMATION

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「プロパイロット」搭載の新型セレナ2月1日、日経優秀製品・サービス賞の授賞式で挨拶した西川廣人次期社長安倍首相は2月の未来投資会議の挨拶で、2020年までに無人での自動運転の事業化を実現するため、制度やインフラの整備をするよう関係閣僚に指示した。少し前まで夢のような話だったクルマの自動運転が、急速に現実のものとなりつつある。無人化までにはまだ法律などいくつものハードルがあるが、昨年、自動運転技術時代の到来を一般のドライバーにも強く感じさせたのが、日産自動車が8月に発売した新型「セレナ」だ。自動運転技術は完全無人運転の「レベル4」まで4段階(米国での最新の区分では5段階)のレベルに分けられる。現在実用化しているのはレベル2まで。セレナはこのレベル2にあたる、高速道路で同一車線を自動走行する支援技術「プロパイロット」を、普及価格帯で初めて搭載した。レベ ………

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