安倍首相が葬った決算短信の「業績予想」

経産省の大技が決まり上場企業の決算短信から業績予想欄が消える。「日経会社情報」は廃刊、「会社四季報」も正念場。

2017年4月号 BUSINESS [「会社四季報」を直撃]

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上場企業は年に4回、四半期ごとの決算を公表する。その決算内容を平易にしたものが四半期決算短信だ。短信は東証(証券取引所)の規則によって、その「様式」が定められているが、この3月期決算から、個人投資家が最も注目している「業績予想」という重要項目が抜け落ちる由々しき事態になりそうだ。掲載した決算短信の「サマリー情報」の新旧様式をご覧いただきたい。旧様式の一番下の業績予想欄がざっくりと削られているのがわかるだろう。この削除は、当局(金融庁、東証)にとっても全く予想外のできごとだった。今後、業績予想の公表は縛りがなく、全く任意となる。様式から業績予想欄が消えたからといって、東証の強い要請もあり自動的に公表されなくなるわけではないが、「記入欄があるか、ないかでは、記入へのインセンティブが違ってくる」(上場企業財務担当者)ため、業績予想を公表する企業 ………

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