“水責めの女王”がCIA副長官

2017年3月号 連載 [いまここにある毒]

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アフガン、イラクで戦った「マッドドッグ」マティス米国防長官は、蔵書7千冊という読書家らしい。来日して尖閣諸島を「日米安保条約の範囲内」と明言、米軍駐留費でも「日本はお手本」と語り、知的な戦略家の印象を残した。この筋金入りの猛将が「テロリストの尋問は拷問よりビールとタバコで籠絡した方が効果的」と進言したのに、トランプ大統領はCIA副長官に“水責めの女王”ジーナ・ハスペルを指名した。対ロシア宥和姿勢に批判的なCIAを押さえ込むアテツケ「恐怖人事」である。彼女には顔がない。CIAの過半を占める女性分析官と違い、「汚れた戦争」の工作員だったからだ。2002年、パキスタンで捕えたサウジアラビア人を拷問したタイの秘密基地「キャッツアイ」の現場にいて悪名を轟かせた。FBIの尋問で洗いざらい白状した容疑者に、まだ足りないと喉から肺に無理やり注水して溺れさせる水責めを83回 ………

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