2017年2月号 POLITICS [インサイド]
米情報機関を統轄する国家情報長官室は、ロシアのプーチン大統領がトランプ氏の勝利を狙い、米大統領選へのサイバー攻撃を指示したと結論付けた。報告書の作成には、米中央情報局(CIA)などのほか、「トランプ王国」の連邦捜査局(FBI)も協力。議会は徹底調査する構えで、トランプ大統領は冷や汗をかいているはずだ。国家情報長官室によると、攻撃は直接的手段のほか、プロパガンダや情報操作だった。特に「対外ニュース機関のRTとスプートニク、政府が事実上運営するトロール(誹謗中傷を行うアカウント)」が成果を挙げたと判定した。一例を挙げると、「民主党のヒラリー・クリントン陣営が児童売春組織とつながっている」といった突拍子もない偽ニュースの拡散だ。ロイター通信の取材により、スプートニクの記者が深く関わっていたことが明らかになっている。ロシア政府が出資する放送局RTと通信社 ………
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