「馬毛島がらみ」立石建設が物騒な訴訟沙汰

2017年2月号 DEEP

  • はてなブックマークに追加

米空母艦載機離着陸訓練(NLP)施設の有力移転先とされる馬毛島(まげしま)の周辺がキナ臭い。同島は種子島の西方に浮かぶ広さ約8㎢の無人島。1970年代に旧平和相互銀行の関連会社が買収に入り、現在は採石業の立石建設グループ(東京都世田谷区)がほぼ全域を所有する。過去に様々な開発構想が浮かんでは消えたが、10年前から有力視されているのがNLP施設の移転先。立石建設は関連会社「タストン・エアポート」を通じ一時期、滑走路の造成も行っていたほどだ。日本政府が数十億円で買い上げる方向ともされるが、昨年10月20日、タストン・エアポートは何とも気になる裁判を起こしている。焦点となっているのは馬毛島の土地約6haに付けられた極度額5億円の根抵当権設定仮登記。タストン側は偽印が使われた可能性が高いなどとし、抹消登記を求めている。登記簿を見ると、そもそも根抵当権の設定は14年10 ………

ログイン

オンラインサービスをご利用いただくには会員認証が必要です。
IDとパスワードをご入力のうえ、ログインしてください。

FACTA onlineは購読者限定のオンライン会員サービス(無料)です。年間定期購読をご契約の方は「最新号含む過去12号分の記事全文」を閲覧いただけます。オンライン会員登録がお済みでない方はこちらからお手続きください(※オンライン会員サービスの詳細はこちらをご覧ください)。