トランプ最側近は「トンデモ教祖」

バノン首席戦略官がまき散らす「怒れるポピュリズム」は、全破壊の暗い欲望を秘めている。

2017年2月号 GLOBAL

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史上最も型破りな米国の新大統領ドナルド・トランプは、ホワイトハウスと閣僚の人事でも奇抜な顔ぶれをそろえている。側近ナンバー1で最も信頼が厚いと見られ、国家安全保障担当補佐官に指名されたマイケル・フリン(前国防情報局局長)でさえ、「イスラム過激派が世界最終戦争(ハルマゲドン)を仕掛けている」という警告を発したのは有名だ。しかし選挙参謀で首席戦略官兼上級顧問に指名されたスティーブン・バノンほど影響力が強く、物議を醸した側近はいない。ゴールドマン・サックス出身だが、彼が「米国のクローニー・キャピタリスト(縁故資本主義者)たち」と敵視する政界上層部には毛嫌いされている。バノンの生涯のヒーローは1980年代の共和党大統領ロナルド・レーガンである。大統領選の祝賀パーティーを初めて経験したのは1980年のこと。26歳の海軍将校としてレーガン当選祝賀会に入り込ん ………

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