「米台接近」で習にジレンマ

蔡総統と会談含みのトランプ発言。習は空母出動などで牽制するが、米中対立の副作用を内心恐れる。

2017年2月号 GLOBAL

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2016年の大晦日、ドナルド・トランプ(17年1月20日に米大統領就任)が台湾問題に関して、またもや物議を醸す発言をした。フロリダ州パームビーチにトランプが所有するリゾート施設「マー・ア・ラゴ」で開かれた晩餐会で記者たちとの立ち話に応じた際、台湾の蔡英文総統と直に会談する可能性を質問されてこう答えた。「1月20日以前は(外国の指導者とは)誰とも会わない。外交儀礼の観点でやや不適切だからだ。でも、いずれわかるだろう」要するに、大統領就任後に会談する可能性をはっきり否定せず含みを残したのだ。その1カ月弱前の12月2日、トランプは蔡との電話会談に応じたことを公表。1979年の米台断交から37年間続いた「現職大統領および大統領選の当選者は台湾総統と接触しない」という不文律を破った。さらに、12月11日に放送された米FOXテレビのインタビューで「貿易などの問題について中国と ………

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