「迷宮入り」廃墟と化す大口病院

「仮に病院が閉鎖されても犯人が捕まらない限り、あの建物には魔物が潜んでいるようで怖い」

2017年2月号 LIFE

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「ここから先は私有地。入って来たら通報しますよ!」――。クリスマスの直前の朝、点滴への消毒薬混入で、少なくとも入院患者2人が死亡した大口病院(横浜市神奈川区)の玄関付近で立ち止まったら、慌てて出て来た警備員から恫喝された。大口病院の自動ドアの入り口は、歩道のない市道と接しており、「はて、どこから私有地なのか」と、仁王立ちする警備員に問うても答えは返って来なかった。本誌記者に大口病院の営業を妨害する意図は毛頭ない。年の瀬に「伏魔殿」の様子を、外から窺っていただけだ。入り口付近の柱に掲げられた診療科を記したプレートにはブルーシートが被せられ、自動ドアには年末年始の開業予定や断り書きが貼ってあったが、字が小さくてよく見えない。身を乗り出して確認しようとしたら、警備員が血相を変えて向かって来たのだ。警備員は「怪しい者がいたら追い返せ!」と、病院か ………

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