「英辞郎」などのアルクの助っ人に元興銀マンのファンドが入ったが、“学校ゴッコ”で迷走。
2017年1月号 DEEP
「もしトラ」は「もしトランプが米大統領になったら」の略、「もしドラ」はベストセラー「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」の略である。前者は現実になり、後者も奇跡の甲子園出場を果たす。では、再建ファンドがドラッカーを読んで投資先企業を経営したら、想定外の成果があがるか――。日本みらいキャピタル(NMC)の安嶋明社長は、1979年に東大経済を卒業して日本興業銀行に入り、父が文化庁長官や東宮大夫だった縁で、皇太子留学時代のお相手でロンドンに勤務。本店部長を最後に退社して、02年にNMCを創業した。この元興銀マンのエリートが、4月から語学教育サービスの「アルク」社長を兼務している。アルクは1969年に平本照麿が興し、06年にジャスダックに上場したが、業績低迷で12年にMBO(経営陣による買収)でTOB(株式公開買い付け)して上場を廃止し ………
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