復古の目玉「家庭教育支援法」

戦中の「戦時家庭教育指導要綱」に重なる部分もある。実は、安倍首相にとっては、憲法改正と並ぶ、宿願の法律だ。

2017年1月号 LIFE [整う戦時体制]

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安倍晋三が自民党総裁に返り咲く前の2012年4月10日、自身を会長とする超党派の「親学推進議員連盟」なるものが発足した。その日、安倍はメルマガにこう綴った。「教育は本来『家庭教育』『学校教育』『社会教育』の三本柱で行われなければなりません。しかし戦後『家庭教育』が消され、家族の価値すら、危うくなっています」安倍は、戦後日本で「家庭教育」が消滅した結果、「家族の価値」が失われつつあるという、自らの家族観・教育観をこう強調すると、続いて一つの決意を記した。「私達の議連は改正基本法を基に、『家庭教育支援法』を制定し、子供達の為に子育て家庭を支援していきたい」その5カ月後、安倍は自民党総裁に返り咲いた。すると、直後の12年10月6日、今度は地元山口県下関市で数百人を集めて開いた「山口県親学推進セミナー」に登壇し、こう語った。「かつてはおじいちゃんおばあちゃ ………

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