絶好調メルカリに違法スレスレの落とし穴

2017年1月号 BUSINESS

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国内随一のユニコーン企業(企業価値10億ドル以上の未公開ベンチャー企業)として知られるフリーマーケット・アプリの運営会社、メルカリの躍進が続いている。11月に発表された決算公告によると、2016年6月期の売上高は122・56億円、営業利益は32・86億円を計上。売上高は前期比約3倍で、営業損益は前期の赤字から大幅に黒字化した。14年9月から始めた米国展開も順調に伸び、夏以降のアプリストアのランキングでは上位に顔を連ねる。アプリのダウンロード数では日米合計5500万を数えるなど「日本のベンチャー界では別格の存在」(ベンチャーキャピタリスト幹部)だ。ただし本誌16年4月号で報じたとおり、成長の陰にグレー部分が残る。エスクローサービス(取引の安全性を保証する仲介サービス)を行う事業者を対象に利用者を保護する資金決済法において、振込申請期限を1年とする同社は本来、「資金移動 ………

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