LIXILが「戦犯2副社長」を放逐

任期途中で井植、八木両氏の更迭を決めた潮田会長。瀬戸社長にフリーハンドを与えるためか。

2017年1月号 BUSINESS

  • はてなブックマークに追加

LIXILグループが11月22日、2人の副社長の更迭人事を発表した。6月にグループ社長兼CEOに就いた瀬戸欣哉氏(56)が、事業会社LIXILの社内カンパニーの一つであるリクシル・ハウジング・テクノロジー(LHT)のCEOを兼務。これまでLHTのCEOだった井植敏雅氏(54)は瀬戸氏直轄のグループ戦略担当になる。「戦略担当は名ばかりの無任所ポスト。2017年3月末でグループから追い出されるだろう」と、社内で囁かれている。もう一人は、人事総務担当副社長の八木洋介氏(61)。前任社長の藤森義明氏(65)が、古巣の日本GEから呼び寄せた人物で、12月末の退任が決まった。瀬戸社長は「組織をフラット化し、戦略とその実行、コミュニケーションを迅速化する」と人事の狙いを述べたが、自らの求心力を高めるための「戦犯」放逐との見方がもっぱらだ。

井植氏に「謎の秘書室長」

積極果敢なM&Aを進めた藤森前社長が、中国関連会社の不正会 ………

ログイン

オンラインサービスをご利用いただくには会員認証が必要です。
IDとパスワードをご入力のうえ、ログインしてください。

FACTA onlineは購読者限定のオンライン会員サービス(無料)です。年間定期購読をご契約の方は「最新号含む過去12号分の記事全文」を閲覧いただけます。オンライン会員登録がお済みでない方はこちらからお手続きください(※オンライン会員サービスの詳細はこちらをご覧ください)。