トランプ・安倍会談に、なぜ娘夫婦が同席したか。ハコモノ利権のドンが虎視眈々と、首都圏IRに布石打つ。
2017年1月号 BUSINESS [IR推進の裏側]
『平家物語』『太平記』の昔から、先陣の抜け駆けは割に合わない――という。安倍晋三首相が11月17日、G7(先進7カ国)首脳として真っ先にニューヨークのトランプタワーを訪れ、米次期大統領ドナルド・トランプとの会談を実現させた陰に、二つのサプライズがあった。一つは仲介したのが、日系三世の辣腕弁護士、村瀬悟(モルガン・ルイス&バッキアス所属)だったこと。しかし、その亡父村瀬二郎弁護士(2014年8月に86歳で死去)と、晋太郎に始まる安倍家との親交に触れた本誌記事(14年10月号)を忘れぬ読者は、意外でなかったかもしれない。もう一つは、この日米“首脳”会談に国家安全保障担当補佐官に指名されたマイケル・フリンのみならず、トランプの長女イヴァンカと、その夫のジャレッド・クシュナーが同席したことである。長女は名門大学出の才媛で、モデルも務めた金髪美人だが、父の会社トランプ ………
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