テスラの量産に続けと、欧州勢も猛然と電気自動車にシフト。トヨタのプリウスが売れるのは日本だけになる。
2016年12月号 BUSINESS [瞬く間に「トヨタ包囲網」]
11月7日の日経新聞は一面トップで「トヨタ、EV量産へ。20年メド検討」と報じた。「ハイブリッド車(HV)の次は燃料電池自動車(FCV)」として、電気自動車(EV)を「無視」してきたトヨタが、ついに重い腰を上げたが、遅きに失した感は否めない。シリコンバレーの天才起業家、イーロン・マスク(45)が率いる米EVメーカー、テスラモーターズは来年、300万円台のEVを発売する。欧州メーカーも猛然とEVシフトを進める。今年10月、オランダの空の玄関口、スキポール空港でタクシー乗り場に行くと、テスラのスポーツカー「モデルS」がずらりと並んでいた。サンフランシスコ空港でスマートフォンの配車アプリ、ウーバーを立ち上げると、空港周辺で客待ちをしている数十台の「白タク」の半分近くがテスラだった。日本の新車販売では依然としてトヨタのHV「プリウス」と「アクア」がブランド別新車登録の1位、2 ………
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