オバマケアに「中流」反乱

健保保険料の負担増や治安悪化に怒り爆発。最高裁の保守化で、リベラル政策に壮大な逆流が起きる。

2016年12月号 GLOBAL [「混迷」米大統領選 7(最終回)]

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共和党のドナルド・トランプが制した2016年大統領選は、中身のある政策論は皆無だった。関心を集めたのはスキャンダル、下品なジェスチャー、汚職、そしてFBI(米連邦捜査局)の捜査など。だが11月8日の衝撃の選挙結果が、米国の国内政治にもたらす影響は甚大である。メディアは競って来年1月20日の正式就任以降、ホワイトハウスでトランプを支える政策スタッフやら政権の理想、戦略について大量の記事を流すだろうが、惑わされてはならない。今回の選挙の本質は共和党が上院、下院、ホワイトハウスを押さえて民主党を粉砕し、有権者が過去8年間の政治をはっきり拒絶したことだ。バラク・オバマ現大統領を選出した08年大統領選では、民主党はホワイトハウスとともに上院、下院を制した。党派色の強い政策を推し進め、文字通り共和党議員の支持が一切ない状態でも強行した。今回の選挙はオバマ大統領、ナ ………

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