第一生命、リコー株買い占め不気味な「エフィッシモ」

第一生命やリコーに1千億円超を投じても、会社側に要求を突き付けないファンドの目論見。

2016年11月号 BUSINESS

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9月下旬、海運大手の川崎汽船をめぐりちょっとした騒動が持ち上がった。一部荷主の間に同社の倒産を仄めかすメールがばらまかれたのである。発信元はシンガポールに本社を置くAPLロジスティクスの従業員。同社は昨年5月、近鉄エクスプレスに約1500億円で買収された複合物流企業だ。リーマン危機後、海運業は世界的不況に陥っており、8月末には韓国の最大手、韓進海運が経営破綻したばかり。川崎汽船は現在その韓進海運とともに海運同盟のCKYHEアライアンスに所属する。おまけに2016年3月期に514億円もの最終赤字を計上したところだ。件(くだん)のメールはそのあたりの事情からまことしやかに流布した可能性があるが、2千億円超の保有現預金を誇る川崎汽船は当然、猛烈に反発。結局、抗議を受けたAPL社は従業員の非を認め、陳謝のコメントを発表し、騒動は収まった。川崎汽船にしたらとんだ災難だった ………

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