公安調査庁出身の同居人と寵愛を受ける二人の特別秘書を執拗に追いかけるマスコミ。
2016年10月号 POLITICS
7月31日の東京都知事選で、291万票を得て当選を果たした小池百合子氏。知事就任早々、築地市場移転延期を発表するなど「東京大改革」に次々と着手し、その快進撃はとまらない。小池氏の上昇志向と手腕は政界進出当初から目立っていた。アラビア語通訳からテレビ界に進出した小池氏が政界入りしたのは、1992年7月の参院選。細川護煕氏が結成した日本新党に参加、党組織委員長として参院選候補の人選を行った。「小池氏は比例2位で当選確実に。彼女より知名度が高かった離婚カウンセラーの円より子氏やテニスプレーヤーの佐藤直子氏の順位は低く抑えられ、順位を知った佐藤氏は出馬を辞退した」。当時の日本新党内で「女の戦い」があったことの証言だ。 「女の戦い」は94年12月に結成された新進党でも展開された。95年12月の党首選で小沢一郎氏と羽田孜氏が闘い、当初は小沢側と思われた高市早苗氏や畑恵 ………
オンラインサービスをご利用いただくには会員認証が必要です。
IDとパスワードをご入力のうえ、ログインしてください。
FACTA onlineは購読者限定のオンライン会員サービス(無料)です。年間定期購読をご契約の方は「最新号含む過去12号分の記事全文」を閲覧いただけます。オンライン会員登録がお済みでない方はこちらからお手続きください(※オンライン会員サービスの詳細はこちらをご覧ください)。