「友好人士」解放求め村山元首相訪中も

2016年10月号 DEEP

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「飲水思源」。井戸水を飲む際に井戸を掘った人の労苦を忘れないという意味だが、習近平政権下ではもはや死語なのかもしれない。日中友好の井戸を掘り続けた友好人士に、労苦を顧みず「スパイ」の濡れ衣を着せようとしている。中国外務省は「国家の安全を脅かした」として7月中旬に日中青年交流協会理事長の鈴木英司氏(59)を拘束したことを公表した。具体的な被疑事実は明らかにしていないが、「反スパイ法」違反容疑で拘束された可能性が高い。習近平政権は2014年、共産党統治を乱すようなスパイ活動の防止等を目的に「反スパイ法」を制定した。同法違反の容疑で、昨年から今年初めにかけて日本人4人が拘束され、そのうち3人が起訴されている。この4人と鈴木氏に共通するのは、内閣情報調査室や公安調査庁など政府情報機関との接点だと一部で指摘される。だが、とても国家安全を揺るがすようなスパイ ………

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