日産が「リチウム電池」撤退の真相

表向きの理由はコスト削減だが、ゴーン社長の本音はリチウムイオン電池の発火・燃焼事故は真っ平!

2016年10月号 BUSINESS

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韓国のサムスン電子は9月2日、同社の主力スマートフォンシリーズ最新機種「ギャラクシーノート7(Galaxy Note 7)」について、バッテリーの欠陥による爆発事故が相次いだことを受け、販売を停止するとともに、250万台を米国や韓国など10カ国・地域で回収すると発表した。日本では発売していない。原因は電源であるリチウムイオン電池だった。関係筋によると当該電池のメーカーはサムスンSDIだという。ノート7はサムスンの基幹事業であるIT(情報技術)機器部門の戦略機種だった。5.7型のディスプレーに有機ELパネルを採用し、瞳の虹彩による個人認証など新技術を搭載した。韓国のSK証券によれば、回収費用だけで5千億ウォン(約45‌0億円)を要し、2016年7~9月期のノート7の販売台数は当初500万台を見込んでいたが、300万台程度に下振れする可能性があるという。蓄電池がエレクトロニクスの世界的大手の ………

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