2016年9月号 POLITICS
参院選、東京都知事選と続いた夏の陣が終わり、永田町の関心は10月23日投開票の衆院東京10区と福岡6区のダブル補欠選挙に移った。とりわけ、鳩山邦夫元総務相の死去に伴う福岡6区は、自民党にとって「血なまぐさい戦い」になりそうだ。なぜなら、福岡6区補選も都知事選と同じく自民党の分裂含みだからだ。鳩山邦夫氏の次男で福岡県大川市長の二郎氏(37)が名乗りを挙げる一方、福岡県連は林芳正元農林水産相の秘書だった蔵内謙氏(35)を公認候補として党本部に申請。双方引き下がる気配はなく、このまま分裂選挙に突入しそうだ。福岡6区の中核・久留米市は世界最大手のタイヤメーカー・ブリヂストンの企業城下町。その創業者である石橋正二郎の血を引く鳩山家のゆかりの地であり、二郎氏は7月31日の記者会見で「(党公認が)うまくいかなくても当然出馬する。情勢調査で、有権者が誰を一番ふさわしい ………
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