強権トルコ「米欧離れ」の威嚇

ロシアと中東イスラム諸国へ傾斜。1世紀前のオスマン帝国解体と同じく「東西の架橋」の命運が歴史を決める。

2016年9月号 GLOBAL [クーデター未遂の激震]

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7月15日夜、トルコ軍の一部が企てたクーデターは失敗に終わった。だが、いまだに激震の余波が続いている。イスタンブールの裁判所は8月5日、「国家転覆を図った」として米在住のイスラム教指導者、フェットフッラー・ギュレン師の逮捕状を出した。内外のウォッチャーは、軍部を中心に官僚、学者からメディアへと広がっていく過去最大のギュレン派粛清の行方と、レジェップ・タイイップ・エルドアン大統領へのさらなる権力集中に固唾を飲んで見守っている。国内政治への影響はもちろんだが、今後、トルコの外交政策や関係各国との関係にこのクーデター未遂がどう影響するかを精査しなくてはならない。明らかにトルコは事件以降、西側と外交面で新しい難問に直面している。ギクシャクしていた対米関係がさらにこじれる可能性がある一方で、ロシアとの和解を模索するエルドアンが、ウラジーミル・プーチン ………

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