新メディアが煽る「恐怖」

有名無実化した党大会で、不安をかき立てる2人を選出。だが、共和党崩壊の「大理論」に惑わされてはならない。

2016年9月号 GLOBAL [「混迷」米大統領選 4]

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米民主党、共和党がそれぞれ大統領候補を指名する全国大会は、かつて複数の候補者が指名に希望をつないで臨む場だったが、今では数カ月前には候補者が一人に絞られるようになった。全国大会で決選投票が行われたのは、1976年にロナルド・レーガンがジェラルド・フォードに敗れた時が最後で、以来党内で対立する議論はあっても指名争いはなかった。今年は共和党内で造反の動きがあったものの、7月18~21日の大会でその望みは絶たれ、筆者を含む多くが「あり得ない」と考えていたドナルド・トランプが党の大統領候補に指名された。民主党は予想通りヒラリー・クリントンを指名。党大会は今や有名無実の存在と化している。11月8日の本選挙で誰がホワイトハウスの住人となるのか――これはもはや重要な問題ではない。筆者がより重要だと感じているのは次の3点だ。第一問 2016年大統領選の「狂乱」は一時的か ………

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