安倍首相がふかす「所得税改革」

首相が封印を解き、官邸と財務省にゴーサイン。政府税調を動かし具体案の策定を急ぐ。

2016年9月号 BUSINESS

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参院選に大勝して第3次安倍再改造内閣を発足させた安倍晋三首相は、アベノミクスをもう一度ふかすため「デフレからの脱出速度を最大限に引き上げる」と宣言した。そんな中で急浮上してきたのが、一億総活躍社会の実現や働き方改革にも関連する配偶者控除見直しなどの抜本的な所得税改革である。高齢者イジメや家計を直撃する所得増税案が選挙戦で不利にならないよう、首相は昨年以来、政府税制調査会(首相の諮問機関、中里実会長=東大教授)での見直し論議をあえて足踏みさせてきた。しかし、安倍一強体制がさらに強固になったことに自信を深めたらしく、首相は「チャンス到来」と判断し、今夏、官邸と財務省に本格的な検討のゴーサインを出したという。消費増税が2019年10月に再延期された中、税制改革の残された大玉として所得税改革にかねて意欲的な財務官僚たちには願ってもない展開だ。首相と麻 ………

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