トヨタ警戒「重要国」に次々異変

世界は急速に内向きになっている。日本メーカーは経済のグローバル化が萎むリスクに向き合う必要に迫られている。

2016年9月号 BUSINESS [反グローバリズムの波]

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英国、トルコと、トヨタ自動車の欧州やアジアの重要生産・輸出拠点国がたて続けに、国の運営の根幹にかかわる政策の変更を迫られたり、尾を引きそうな政情不安に見舞われたりしている。トヨタ自動車やグループの首脳は、政治や経済、社会情勢の急変・悪化に伴うカントリーリスクを、業績下振れの中長期的要因として意識し始めるなど、警戒感を強めている。「欧州経済の先行きが心配だ。状況を注視していかないと」 (トヨタ幹部)

危うし「EU向け」英輸出基地

トヨタに降りかかった悪夢の第一は、6月24日の英国の欧州連合(EU)からの離脱決定だった。国民投票に向け、英国進出企業として、離脱しないよう呼びかけていたのに、逆の結果となった。離脱決定当日、トヨタは直ちに「英国事業への影響については、競争力維持や持続的成長の観点から、英国の自動車産業やステークホルダー(利害関係者)とともに今後の動向を注意深く見 ………

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