「拡張現実」ゾンビが街に溢れる

スマホを覗いてうろつく不審な群れ。ポケモンGOでリアルとサイバー複合の新空間ビジネス。

2016年9月号 BUSINESS

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「町中でスマホをかざしても盗撮を疑われなくなりました」と、iPhoneのカメラで風景を撮り続ける市井写真家が笑う。7月22日のポケモンGOのサービス開始以来、日本の繁華街や公園にはゾンビのように徘徊する人が溢れている。そろってスマートフォン(スマホ)を垂直に近い角度で立て気味にかざし、画面を下から上にフリックしているから一目で分かる。スマホを立て気味に持つのには理由がある。ポケットモンスター(ポケモン)を捕獲する際、内蔵カメラが映し出す周囲の風景の中にCGのポケモンが登場するため、スマホを寝かせたままカメラが地面を写している状態ではポケモンを確実に捕獲することができないからだ。

ARアプリは日本発

このように現実の映像にコンピューターで合成した情報を重ねて投影することを「AR」(Augmented Reality、拡張現実)という。ARの歴史は古く、起源は1960年代、主に軍事産業、航空機な ………

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