2016年8月号 DEEP
「威勢がいい3大ギャル系アパレルのなかでいちばんクリーン」(繊維商社の審査担当)とみられてきた「マッシュスタイルラボ」(東京都千代田区)がコンプライアンス上の問題を抱えていることが明らかになった。マッシュ社は近藤広幸社長(41)が1999年に設立した。「snidel(スナイデル)」や「gelato pique(ジェラートピケ)」などのブランドが人気を博し、中国のグループ会社などを合わせた売上高は500億円を超える模様。ライバルの「バロックジャパンリミテッド」(目黒区)や「マークスタイラー」(渋谷区)とは異なり、これまで経営体質が物議を醸すことはほとんどなかった。昨年12月にグループの財務担当役員による2億円の横領が発覚。個人的な株取引での失敗が原因だったが、これを機に年明けから社内の管理体制の調査が始まった。内情を知る取引銀行関係者は「あまりにメチャクチャで驚いた」 ………
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