「トランプにヒラリー追随」TPPは風前の灯

2016年8月号 BUSINESS

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英国の欧州連合(EU)離脱の高波が太平洋まで押し寄せてきた。米大統領選で保護主義的政策を掲げる共和党のドナルド・トランプ候補が、環太平洋経済連携協定(TPP)離脱を宣言。TPP反対が燃え盛り、「隠れ賛同者」と揶揄される民主党のヒラリー・クリントン前国務長官も追随せざるを得ない。オバマ大統領はTPPを「最大のレガシー(政治的遺産)」とするため、11月の大統領選後の議会審議を目論むが、ハードルは極めて高い。万一、採決に失敗すれば、5年半に及んだ交渉は水泡に帰す。Brexitの衝撃は「想定外の時代」の幕開けを予感させる。「英国は投票で自分たちの経済、政治、そして国境を取り戻した」。6月末、トランプは英EU離脱を礼賛し、米国も新たな独立を目指すと訴えた。非難の矛先を向けたのは自由貿易。カナダ、メキシコと締結した北米自由貿易協定(NAFTA)の再交渉を掲げ、TPPは「製造業に ………

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