英国断裂、経済急収縮の代償

2016年8月号 LABYRINTH [Brexitショック]

7月13日、英国ではテリーザ・メイ内相(59)が、辞任したデビッド・キャメロンに代わって新首相に就任し、ひとまずは目先の政治的混乱を避けることができた。メイは6年間内相を務め、手堅い手腕を評価されており、与党保守党党首を選ぶ予備選では下院議員の圧倒的多数の支持を獲得したため、一騎打ちになるはずだった離脱派を率いるアンドレア・レッドソム(53、エネルギー担当閣外相)は撤退の道を選んだ。それにしても、6月23日の国民投票で国民が「欧州連合(EU)離脱」という衝撃の選択をしてから、勝ったはずの離脱派ではボリス・ジョンソン前ロンドン市長の党首選辞退、英国独立党党首の辞任と相次ぎ、勇ましい発言が影を潜めた。ジョンソンはメイ内閣の外相に抜擢され、離脱キャンペーンを煽るより、EUとの交渉で英国の富と繁栄を守る選択肢を探る方がはるかに難しいことを思い知るだろう。

GDPは最大4.5%ダウンも

残 ………

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