名門「帝人」ライバル頼みの再建策

2016年7月号 BUSINESS

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赤字体質に苦しむ名門・帝人が、一部事業の統合に踏み切るのではとの観測が広がっている。対象となるのはポリカーボネート(PC)という耐久性に優れた高機能樹脂。機動隊が装備する透明な盾の材料といえばピンと来るだろうか。かつてコンパクトディスク(CD)の材料として一世を風靡したが、他の素材同様、中国の供給過剰問題から収益が厳しい局面に陥っている。打開に向け、ライバル三菱ガス化学と「共同戦線」を張ろうとする動きが密かに進む。日本、中国、シンガポールの3拠点で年50万トンとアジア最大の能力を持っていた帝人のPC事業だが、韓国や中国メーカーの追い上げもあり、競争力が低下。市況悪化とコスト高の二重苦にあったシンガポール工場を昨年末に閉鎖するという荒療治に踏み切った。これが奏功し、PCを核とする電子材料・化成品セグメントの営業利益は大幅に改善。2014年度で34億円に過 ………

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