「燃費不正構造」他社も同じ

不毛なカタログ値競争。悪へ誘う制度の穴。資金の乏しい三菱はツルツルの「チャンピオンタイヤ」も使って…。

2016年6月号 BUSINESS [MMCショック]

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「三菱自動車の燃費データ不正問題は氷山の一角だと思う。私はエンジニアの良心にかけて絶対にこのような不正をしたことはないが、かつて在籍した職場はフォルクスワーゲンがやったように試験時だけ有効に機能するソフトウエアを使っていた」こう語るのは、ある自動車メーカーで主要機能の開発に携わる中堅エンジニアだ。彼はこうも付け加えた。「自動車メーカーが燃費効率や安全性能の向上のために新しい技術開発に取り組むのは消費者のメリットを考えてのことであるべきはずだが、その原点が忘れられている」「本当に消費者のことを考えるのであれば、実験上の数値で、机上の空論とも言えるカタログ上の機能向上を追い求めるのではなく、実際の走行時の性能を重視すべきだ。そうならないのは、メーカーが実験で良い値を出した技術者の評価を高くする仕組みを採っているからだ」一方、ホンダの現役技術 ………

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