小松元副院長の子息が具体的で極めてリアルな証言。病院長の指示は、通常のルールに則った訂正・追記だったのか。
2016年6月号 LIFE [不祥事続きで「火だるま」]
名物副院長の小松秀樹氏を懲戒解雇して話題になった亀田総合病院(以下、亀田)で、耳を疑う不祥事が囁かれている。病院長の亀田信介氏(59)が亀田グループの職員に電子カルテの改竄を指示したというのだ。小松氏の長男の俊平氏(35)は東大法学部を卒業後、2010年に亀田に就職。経営企画室のスタッフや傘下の安房地域医療センター(以下、医療センター)を経営する社会福祉法人太陽会の理事長補佐を務めていた。同氏があからさまに告発する。「10年12月21日、亀田病院長と私が翌日に予定されていた医療センターに対する共同指導の準備について話していたときのことです。共同指導とは都道府県と厚生労働省の担当者が来院して、診療報酬の請求方法などをチェックすることです。その際、外来の診療報酬で加算をもらうためのカルテの記載が不十分だという話になり、亀田氏が『医療センターのシステム管理 ………
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