集中連載・底知れぬ習近平④安倍と李克強「大ゲンカ」の真相

血相を変えてケンカする李首相と笑顔でなだめる習主席の役割分担は、「毛沢東スタイル」を好む現政権に受け継がれている。

2016年5月号 GLOBAL

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3月16日、北京で開かれた全国人民代表大会閉幕の内外記者会見は、表面的な経済の話に終始し、存在感の薄れた李克強首相の印象を残した。首相会見の質問は事前にアレンジされているので、内容の乏しさには内外の記者も加担している。李氏は共産党幹部を養成する共産主義青年団(共青団)のエリートコースを歩んできたため、話し方や内容に官僚臭さが抜けない。官僚主義打破を叫ぶ習近平政権では居心地が悪いことだろう。まして習氏が党主導の指導体制を強化する中、行政トップの権威もまた低下しているのだ。会見では、日本経済新聞の記者が指名され、今年、日本で開かれる日中韓首脳会談への抱負を尋ねた。李氏はこう答えた。「日中関係は改善に向かっているが、まだ強固ではなくかなりもろい。我々は歴史問題の原則に関する共通認識を持って、言動を一致させなければならない。また逆戻りするのを見る ………

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