「個人崇拝」習近平に退陣迫る檄

政府系サイトに公開書簡。王岐山の友人もメディア統制批判。集権が行き過ぎて臨界点か。

2016年5月号 GLOBAL

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強力な“反腐敗キャンペーン”をテコに習近平国家主席(兼共産党総書記)が進めてきた権力集中に変調の兆しが見え始めた。行き過ぎた集権が「文化大革命」を想起させる個人崇拝の復活や、汚職摘発に怯える官僚機構の機能不全を招き、国の将来を誤りかねないとの危惧が身内からあふれ始めたのだ。その象徴と言えるのが3月4日、全国人民代表大会(全人代=国会に相当)の開幕前夜に起きた「公開書簡事件」だ。同日深夜、新疆ウイグル自治区政府系のニュースサイト「無界新聞」に、「習近平同志に党および国家指導者の職務の辞任を求める公開書簡」と題した記事が出現し、ネットを通じて拡散した。この書簡が掲載されたページには、記事の出所として米国の華字サイト「参与」の名が記されていた。確かに参与は北京時間4日午前に書簡を掲載していたが、中国国内からのアクセスはネット検閲当局によって遮断さ ………

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