キューバ「花の革命」を成した日本人の生涯

2016年5月号 BUSINESS

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2016年3月20日、バラク・オバマが現職米国大統領として88年ぶりに訪れ、世界で話題になったカリブ海の国キューバ。そのキューバに、1959年の社会主義革命の主導者フィデル・カストロが「我が友」と呼ぶ日本人がいたことは、あまり知られていない。竹内憲治。戦前からキューバに住み着き、園芸と農業の発展に尽力。建国の父「ホセ・マルティ」の名が付く国花まで作り上げた男だ。異国キューバで1977年、76歳の生涯を閉じたこの男の、数奇な人生を辿る。憲治は広島県・瀬戸田町(現尾道市)の神社の宮司の息子として生まれた。家は果樹園も営んでいた。旧制中学を出て青年になると、地元で大きなダリアを咲かせるなど花の交配に取り組み、園芸雑誌の編集の仕事もしていた。親戚が遺した資料によると、神戸に足を延ばし、マッチ産業で財を成した知人といっしょに、養鶏場や園芸場の運営に取り組んでいたよ ………

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