2016年5月号 POLITICS
自民党本部と県連で「親子げんか」の様相を呈している参院選神奈川選挙区が、ますます混迷を深めている。前号で報じた通り、公認と推薦の2人の候補を巡り党本部と県連が対立。10年以上にわたって培ってきた自公連携にも亀裂が入っている。県連は、今回選挙区で公認を得た三原じゅん子氏(比例区選出の現職、51)しか支援しない方針。県連の「頭越し」に党本部が推薦を決めた無所属の現職中西健治氏(52)を毛嫌いしている。2009年の横浜市長選で中西氏を支援したのに、落選した翌年にみんなの党に移り、出戻ってきた「節操のなさ」を、口を極めて批判する。そのとばっちりを受けるのは公明党だ。県連は「改選数4で3人当選させるのは無理」と、中西氏推薦だけでなく、公明の新人、三浦信祐氏(41)の推薦も渋った。「党本部への反発、嫌がらせとしか思えない」と、地元の公明党関係者は憤慨する。公明党 ………
オンラインサービスをご利用いただくには会員認証が必要です。
IDとパスワードをご入力のうえ、ログインしてください。
FACTA onlineは購読者限定のオンライン会員サービス(無料)です。年間定期購読をご契約の方は「最新号含む過去12号分の記事全文」を閲覧いただけます。オンライン会員登録がお済みでない方はこちらからお手続きください(※オンライン会員サービスの詳細はこちらをご覧ください)。