2016年4月号 LIFE
「警告 差押予告書に記載する期限までに納付されない場合は、勤務先への照会文書送付又は差押えに着手します」ピンク色のその紙は1月下旬、大阪市梅田市税事務所から送られてきた。請求額は11月上旬が支払期限だった第3期分の6500円。1月時点では期限が来ていなかった第4期分の5千円と合わせ、合計1万1500円の住民税を支払えというのだ。サラリーマンだから住民税は給料から天引きされている。前年の課税所得の10%が月割りで大阪府・市から徴収されている。所得税の確定申告が必要な、20万円を超す副収入もなかったから、申告漏れはない。念のため総務省に確認すると、担当者は「20万円以下の副収入について、市町村が住民税を徴収しているというのは聞いたことがない」。であれば大阪市の勘違いか嫌がらせだろう、と思って放置していたら冒頭の「脅し」になった。あわてて梅田市税事務所に問い合わせ ………
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