「シリア」はスターリングラードか旅順か

ロシアの狙い通りの停戦だが、クルド建国を警戒するトルコが火種。ラタキア空軍基地を叩いたら大戦の危機に。

2016年4月号 GLOBAL

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内戦が続くシリアでは2月末、米国とロシアの仲介により一時停戦が発効した。バッシャール・アサド政権と100近い反体制派武装勢力が停戦を受諾、小ぜりあいは散発しているが、国連仲介の和平協議も3月中旬から再開することになった。昨年9月、ロシアが過激派組織イスラム国(ISまたはISIS)掃討を名目にシリアで空爆を開始し、国際的な力の均衡に生じた変化によって、この停戦にこぎつけることができたが、これがシリア紛争解決の糸口になるとの見方も西側の一部で出ている。ドイツ連邦軍の元大将でNATO軍事委員会議長だったハラルド・クヤートは「ロシアの軍事介入で和平プロセスが可能になった」とパッサウノイエ・プレス紙に語った。しかし、停戦の対象にはISやアルカイダ系のヌスラ戦線、また国連安全保障理事会がテロ組織に指定するその他の過激派勢力が含まれていないため、一部地域では戦闘が続く ………

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