2016年4月号 DEEP
いい年をして品格を忘れた、と本誌昨年6月号にその見苦しい内紛を暴露されたゴルフクラブの名門「小金井カントリー倶楽部」が、今年も3月総会で大荒れになりそうな気配だ。昨年は怪文書が出回り、反執行部グループが次々に批判を展開、総会が流会となって、クラブ理事長と株式会社代表を兼ねる坂本正元氏(元富士ゼロックス社長)が3月末に辞任してしまった。反乱派の一角の医師グループが、理事長選に同郷の経団連元会長をかつぎだす動きもみせたため、クラブ二分の危機に瀕したのである。理事会多数派は反乱軍の候補乱立に乗じ、日本郵船元会長の草刈隆郎氏をひとまず理事長代行にかつぎ、クラブ運営に十分時間をかける余裕ができる16年4月から正式に理事長に就任するという案で収めた。三菱財閥の原点と言える日本郵船の元トップなら「格も申し分ない」という判断で、この3月まで「試運転」してもら ………
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