「ポスト・オバマ」睨むシリア停戦

ロシア主導で米ロ共同声明。それをあのトランプが評価するのはなぜか。背後の助言者は?

2016年4月号 GLOBAL

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2月27日、約5年間に及ぶシリア内戦で初めて、バッシャール・アサド政権と反政府勢力の間で停戦協定が発効した。その5日前、17か国・3国際機関からなる国際シリア支援グループ(ISSG)の共同議長を務める米ロ両国が発表した「シリアの戦闘停止に関する共同声明」に基づいている。 ロシア主導の停戦合意の流れをつくったのは、アサド政府軍が2月3日、イラン革命防衛隊とレバノンのシーア派勢力「ヒズボラ」の地上部隊およびロシア軍の空爆支援を受けて、トルコに近いシリア北部の最大都市アレッポを拠点とする反政府勢力と、トルコ国境を繋ぐ最重要補給路を遮断したことだった。 ロシア主導だったことは、共同声明の中身に如実に現れている。注目すべきは、ロシアやイランが支援するアサド政権側と、米国やサウジなどの湾岸諸国やトルコが支援する反政府勢力の双方に戦闘停止の履行を求める一方、過激派 ………

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