世間舐めた九州電力の「大ボス」

「免震重要棟は要らない」と、規制委員会をコケにする瓜生社長。背後に「日本会議福岡」会長を務める松尾相談役。

2016年3月号 BUSINESS [ 風化する「原発メルトダウン」]

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「究極の後出しジャンケン」と非難する向きもある。原子力発電所の非常時に司令所となる免震重要棟の整備を約束して「再稼働」のお墨付きを得ておきながら、今になって「既設の暫定施設で十分」と掌を返した九州電力のことである。規制当局や市民団体などから激しく批判され「思わぬイメージダウンになった」と頭を抱える現社長。だが、黒幕はどうやら他にいる。原発再稼働を巡る「やらせメール」事件で4年前に引責辞任に追い込まれたにもかかわらず、いまだに九州財界の大ボスとして君臨する相談役の松尾新吾(77)にほかならない。

規制委員会の苦言もどこ吹く風

さて、清水正孝(71)といえば、福島第一原発事故の「全面撤退問題」で首相の菅直人に怒鳴られたショックから1カ月近く「雲隠れ」した東京電力の元社長である。2012年6月8日、清水は「東京電力福島原子力発電所事故調査委員会」(国会事故調)の参考人聴取を受けた際 ………

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