訪日客需要を当て込み、異業種が続々参入。サンケイビル、相鉄HD、ヒューリックの鼻息。
2016年3月号 BUSINESS
「五輪開催の2020年、都心のホテルの空き室がゼロになる」沸き立つ訪日客需要を当て込み、中堅不動産や電鉄など異業種組のホテル業への大変身が話題を呼んでいる。都心のホテルビジネスの成長株といえば、企業買収などでのし上がったサンケイビル、相鉄ホールディングス(相鉄HD)、ヒューリックが「御三家」だろう。「5年前は年間600万だった訪日客は、昨年2千万に迫り、20年には3千万になる。ホテルの買収コストが上がり投資利回りは落ちたが、東京のホテルは1万室も足りない。五輪特需もあり十分稼げる」と鼻息が荒いのはサンケイビル関係者。同社の発祥は、産経新聞社のビル管理部門。大阪を中心に貸しビル業を営む地味な会社だった。それが12年に上場廃止となり、フジ・メディア・ホールディングス(FMH)の完全子会社になるや、大きく羽ばたき出す。その立役者は、FMHから派遣された飯島一暢社長 ………
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