トヨタとスズキは「創業家」同盟

豊田、鈴木両家はオーナーではない創業家。「同郷のよしみ」が御曹司に引き継がれるか。

2016年3月号 BUSINESS

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「トヨタ・スズキ提携交渉」1月27日の日本経済新聞の一面に大見出しが躍った。株式を持ち合い、環境技術で協力し、インド市場などを共同開拓するとの報道に、スズキの鈴木修会長(86)と長男の俊宏社長(56)は「100%あり得ない」と否定した。一方、報道陣に囲まれたトヨタの小平信因副社長(経済産業省出身)は「その方向性にある」と、あっさり認めた。「この提携は、スズキが持ちかけたもの。足元を見られたくないスズキは、いったん否定せざるを得なかったのだろう」と、トヨタ関係者は打ち明ける。「フォルスクワーゲン(VW)と提携を解消し単独での生き残りは難しいと考えた修氏が、昨年春頃、トヨタの豊田章一郎名誉会長(91)を訪ね、支援要請に近い形で提携を願い出た」(トヨタ関係者)。章一郎氏と修氏は年齢が近く、共に「創業家」の総帥だから、ウマが合う。スズキがVWと提携した際も、修 ………

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