サウジとロシアが「三角取引」

シリアで敵対しながら、制裁で浮いた仏艦2隻をエジプトに買わせた。OPECと協調減産の布石か。

2016年3月号 GLOBAL [兵器と原油の裏表]

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シリア北部最大の都市アレッポを逃れてきた新たな難民数万人の波がトルコ国境に押し寄せている。ロシアと米国が「アサド問題」棚上げで歩み寄り、関係十数カ国の会合で停戦をめざしているが、ロシア軍やイラン革命防衛隊が支援する「混成」シリア政府軍が北部で攻勢をかけ、サウジアラビアなどに支援される反政府派の拠点アレッポを包囲し、反政府派が「総崩れ」になる恐れもあり予断を許さない。シリアを戦場とする「中東の大乱」は、サウジ対イラン、米国対ロシア、トルコ対クルド、イスラム国(IS)対穏健派などの利害が錯綜してまさに「G0(ゼロ)」の象徴だ。この解きほぐし難いカオスのなかに、実は意外な三角関係が潜んでいる。

副皇太子が米依存脱却を主導

昨年10月19~22日、世界のロシア専門家とロシア人専門家のおよそ100人が一堂に会して、その時々のホットイシューを議論するヴァルダイ・ディスカッション・クラブの ………

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