2016年2月号 BUSINESS [ビジネス・インサイド]
米連邦航空局(FAA)は2月から娯楽目的の小型無人機「ドローン」利用者に登録を義務付ける。FAA高官は「航空ルールを知らない利用者が増えており情報提供が必要」と説明しているが、航空関係者は「テロ対策の一面がある」と口を揃える。登録対象となるのは、機体重量が約250グラム~約25キロのドローン利用者で、FAAはウェブサイトで12月21日から受け付けを開始した。2月19日から登録を義務化し、違反すれば最大2万7500ドルの民事制裁金を科す。悪質な場合には最大25万ドルの刑事罰則金と3年以下の懲役刑が適用される。登録内容は氏名、住所、機体番号など。申請年齢は13歳以上に限定した。この決定により、世界最大手・中国DJI社のカメラ搭載機「ファントム」シリーズをはじめ、屋外で飛ばす娯楽ドローンは軒並み規制される。昨年1月にドローンがホワイトハウスに侵入・墜落し、米政府は監視体制を強め ………
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