「もんじゅ廃炉」は愚かな道

使用済み核燃料の減容化に成功しない限りバックエンド問題は永久に解決しない。

2016年2月号 POLITICS

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昨年11月、原子力規制委員会は、高速増殖炉「もんじゅ」(福井県敦賀市)について、運営主体を現在の日本原子力研究開発機構(以下、原子力機構)とすることは「不適当」として、馳浩文部科学大臣に対して、半年以内に新たな運営組織を見つけるよう勧告した。新組織が見つからない場合は、そのあり方を抜本的に見直す方針であることから、この勧告は、原子力規制委による事実上のレッドカードと受けとめられている。確かに原子力機構による「もんじゅ」の管理運営が「不適当」であることは間違いない。しかし、だからといって一部のメディアが主張するように、「もんじゅ」をこのまま廃炉にしてしまってよいものだろうか。筆者は、拙速な廃炉は愚の骨頂と考えている。なぜなら、使用済み核燃料の処理問題、いわゆる「バックエンド問題」の解決策を閉ざすことになりかねないからだ。

「減容炉転用」が既定路線

使用済み核燃料の ………

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