大阪維新に牙を剝く「百条委」

所属議員の「政務活動費スキャンダル」が続出。カネに汚く身内に甘い体質につける薬はないか。

2016年2月号 POLITICS

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大阪維新は大丈夫か。「4番でエースで監督」の橋下徹前大阪市長が去り、攻守の要と司令塔を一度に失った新チームは予想通り前途多難。お膝元の大阪がとりわけ不安いっぱいだ。府議会も大阪市議会も過半数に及ばない大阪維新の会にとって、公明党との協力は絶対条件だ。松井一郎新代表(大阪府知事)は、公明党が嫌う「大阪都構想」復活を当面先送りし、「副首都化」や「大阪万博再誘致」をブチ上げているが、「副首都って何?」が財界の本音。現実味に乏しく盛り上がらない。それどころか副首都化の特別顧問に公民権停止中の猪瀬直樹前東京都知事を起用し顰蹙を買うセンスのなさで早々に躓いている。橋下氏の後任の吉村洋文市長も「対話」を強調するのはいいが、目玉が「5歳児の保育料無償化」と地味な性格で、前任者の強烈さとのギャップが目立つ。

開き直った小林由佳市議

迫力に欠ける始動の陰で、一枚看板の「身を切る改 ………

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