フランスに続け「緊急事態」改憲

平時の統治機構では対処できない非常事態への備えを欠く日本国憲法は世界の非常識だ。

2016年1月号 POLITICS

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「フランスは戦争状態にある。我々は戦わなければならない。フランスが自由の国であり、人権が生まれた国であるからだ」イスラム国(IS)によるパリ同時多発テロから3日後の2015年11月16日。オランド仏大統領は、ベルサイユ宮殿に上下両院議員を招集し、このように演説した。オランド氏は、テロとの戦いのため、非常事態(以下、緊急事態)宣言の3カ月延長案と第五共和国憲法の改正案を提出すると伝え、協力を求めた。上下両院の合同会議で大統領が演説したのは、過去150年でこれが2度目だ。AFP通信は、大統領演説を聞き終えた議員らが国歌(ラ・マルセイエーズ)を熱唱したと報じた。

自由と人権を守る改憲

同時多発テロを受け、オランド氏は全土に緊急事態を宣言し、国境の封鎖、夜間外出の禁止、デモや野外集会の禁止、令状なしの家宅捜索などを実施した。これにより、テロリストや容疑者の身柄を拘束し、抵抗する者は射 ………

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