ありがた迷惑!安倍「セールス外交」

盟友アボット豪首相の失脚で日本の「潜水艦受注」は風前の灯。現地生産リスクを抱える三菱重工と川崎重工は、そもそも熱意がない。

2016年1月号 BUSINESS [タダほど怖いものなし]

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歴代首相で最多の63カ国・地域を訪問。トップセールスで「メード・イン・ジャパン」を売り込んでいる安倍晋三首相(61)が頭を抱えている。戦後の国是だった「武器輸出三原則」をお払い箱にしてまで狙っていたオーストラリアの「潜水艦商談」が大コケにコケそうなのだ。最大12隻、総額500億豪ドル(約4兆4千億円)という巨大プロジェクトであり、日本政府は三菱重工業と川崎重工業が建造する「そうりゅう」型を必死に売り込んできた。豪政府は現役のコリンズ級潜水艦(排水量3300トン)に代わる次期潜水艦の就役を2025年頃に予定している。コリンズ級は1990年に建造が始まったが、潜水艦としての完成度は低く、「(騒音が)うるさい」「故障しやすい」「満足に動かない」と評判は散々。オーストラリアは自国に開発・建造能力がないため、コリンズ級採用に際してはスウェーデンの軍需・航空機大手SAAB傘 ………

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