米利上げで「ドル還流」に号砲

イエレンFRBが、ついにゼロ金利解除へ。市場は織り込んだというが、ECBも産油国も中国も身構えている。

2016年1月号 BUSINESS [7年目の金融乱気流]

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ニューヨークの地下鉄の排気口の上に立ったマリリン・モンローの白いスカートの裾がふわりと浮き上がる。おなじみ「7年目の浮気(The Seven Year Itch)」の名場面で、覚えている人も多かろう。今また世界中の金融関係者は、足元から吹き上がる乱気流に身構えている。リーマン・ショック直後の2008年12月から続いた米国のゼロ金利政策が、7年目にして解除されようとしているからだ。米国の金融政策の転換がもたらす潜在的なインパクトを、図らずも浮き彫りにしたのはマリオ・ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁だった。12月3日のECB理事会で決めた、マイナス金利の拡大や資産購入の継続、地方債の購入検討、償還金の再投資など金融の追加緩和はいかにも小ぶりだ。10月にドラギ自身が切った大見得を信じていた市場関係者には拍子抜けだった。ライブで流れるドラギの記者会見を横目に、ディーラーたちはユーロ ………

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