「市民感情」読み違えた関電・関経連

前門の大阪維新、後門の大阪ガス──。関電首脳部は「埋没」への危機感を募らせている。

2016年1月号 BUSINESS

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大阪府知事と大阪市長のダブル選挙は、地域政党「大阪維新の会」の公認候補が自民推薦候補らを退けて当選、圧勝した。大阪では橋下徹大阪市長の求心力がいまだに根強いことが証明された。青ざめたのは関西電力と、その別働隊である関西経済連合会だ。ダブル選挙で反維新を前面に打ち出し、橋下政治を批判してきた自民推薦の新人候補を公然と支持していたからだ。関電が全面的にバックアップした市長選の自民候補、柳本顕氏は京大法学部卒で1997年に関電に入社した人物。大阪市会議員だった父親の急逝を受けて99年、市会議員に初当選した。勝てばよかったのだが、柳本氏は地盤とする西成区で勝利しただけで、残りの区で全敗した。大阪維新は徹底的なドブ板選挙を展開し、柳本陣営の基盤を掘り崩した。

筆頭株主・大阪市が怖い

市長選で勝利したのは政界引退を表明している橋下氏の後継である吉村洋文氏だ。九州大学法学部卒の ………

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